今私の学校では、小さな戦争が起きています。戦争というと誤解するかもしれないので、争いです。
一昨日の日記「アンチ族の心情」にも書いたのですが、簡単に言うと中央委員とアンチ族(中央委員のやり方に反対の人たち)の戦いです。
中央委員に対する意見が活発化してきているのです。
その一節を見てみましょう。
アンチ族「中央委員の基本スタンスは手遅れ。何をやるにも、遅い。事が起こってから対応している。中央協議会の改善問題だって、意見が多くなって来てからやっと着手してきた」
中央委員「中央委員は忙しいから」
アンチ族「忙しいのは自分たちだけで、これは他のメンバーと仕事を共有しないで自分らだけでやろうとしているからだろう」
さてここで、忙しいのは「仕事を共有」しないから説が出てきました。この背景をまとめてみましょう。
中央委員は忙しい。その理由の大きなものに、中央委員のやることが多いということがある。中央委員の仕事というのは、他の中央協議会のメンバーでも出来るし、中央協議会のメンバーの中にはそういう仕事をやりたいと思っている人が多い。しかし中央委員は自分らだけで片付けようとする(その象徴的な例として、月間目標を決めるやり方が、中央委員が考えたものを中央協議会で審議する、というやり方で行われている。また、各種イベントの長は中央委員がやることが多く、他の生徒はやることが出来ない)。その結果、中央委員は仕事飽和状態となり、遅々としてくる。(この仕事は、重要な決定も多く含むので、「独裁」と批判されることもある)
また、物理的な仕事だけでなくて、精神的な面でも彼らだけで背負い込む傾向がある(相談・対話を一部のメンバーとしかしない。よって、解決は難しい)。
では、どうすればこのような状態から健全な状態になれるのであろうか。
私の意見を何点か。
1、中央委員は、もっと外の人に意見をぶつけ、また意見を聞くべきである。ここで注意しなければならないのは、自分から聞きに行くこと、つまり動くことである。大体の人は、意見は持っているが自分から意見を言うことはまずしない。なぜなら言っても聞いてくれなかったという体験が一度はあるからだ。紳士的に、「自分が聞かせてもらっている」という態度が必要であろう。
2、また、全員に言えるのだが、「あきらめない心」を強く持つことが必要である。昨日書いた「知的体力」である。中央委員があきらめないで頑張っている姿が目に映ったら、だれでも意見を言う気になるであろう。
また、「弱者擁護・強者批判」の精神が根強いということも忘れてはならない。なぜこのようなことがあるのか。それは、強者(=中央委員)は弱者(=アンチ族)に比べ、自分の価値観が反映しやすいからである。中央委員は、「自分は周りより上の立場にいる」ということを自覚しなければならない。
この小さな戦争はなかなか終わらないであろう。だが、こういうことを通して皆、成長していくのである。
2005年11月12日
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